(昨日のつづき - id:Akimbo:20040709)あずかりもの
たとえば消費税は、お店側で一旦うけとって税務署におさめる、典型的な「あずかりもの」です。これにならって考えると、コンビニの店員たちも、「あずかる」気持ちで代金をうけとっているのではないか。
自営店主ならともかく、コンビニやファーストフードの店員たちにとっては、代金が直接収入につながっているという意識は希薄でしょう。このため、「国におさめるためにあずかる消費税」同様、代金も「店におさめるためにうけとる」というきもちで「おあずかりする」と口にして違和感を感じないのではないでしょうか。
もちろん、「おあずかりします」が「頂戴します」の婉曲的で丁寧ないいかたであるという単純な誤解も大きな原因だと思いますが、その誤解をこの「ひとごと」という感じが助長しているのでしょう。
一方客側では、「店側の人間」だと思っていた店員から「ひとごと感あふれる言葉」を受けたわけで、なんだかしっくりきません。それで、釈然としないまま誤用として気になる表現だと認識するのではないかと考えています。
したがって、この問題の解決法は、対症療法的に問題となっていることばをなおすことではなく、店員に「レジに立っているときには店側の人間である」という意識をもたせる教育をすることだと愚考いたしております。
(オワリ - PCから)