コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

「障碍者」

最近では「障害者」という表記が一般的ですが、「害」を含んだこの言葉、実は戦後にできたものです。これは、戦後の国語改革によって、使える漢字が千数百字に制限されてしまったためにできた、「同音書き換え語*1」です。
もとより、「漢字を制限しよう」という考えが大変ずさんなものですが、さらにずさんだったのが漢字が少なくなり書けなくなった字音語*2の表記でした。
え〜、ここら辺の記述は例によって高島俊男さんのうけうりです。
基本的に、「難しい漢字を使った語は使わないようにしよう」というかんがえのもとになされた制限ですから、同様の意味を持った和語かその組み合わせを使用すべきなのですが、「難読漢字はいやだが単語は使いたい」というわがままから、次の二つの対応をとる場合がおおかったようです。

禁止された漢字だけかな書きする
ら致(拉致)、真し(真摯)、…
同音の漢字を勝手に(!)あてる
交差点(交叉点)、抽選(抽籤)、…

障碍者の「碍」も、いわゆる「表外字」だったため、(時間切れ。つづく)

*1:高島俊男さん風にいうと、「正露丸式」。

*2:漢語と書くと、支那語由来の単語に限定されるため、和製漢語もふくめこう書くらしい。