スタージョンの法則
SFファンのあいだでは、アイザック・アシモフが作った、例の「ロボット三原則」の次くらいに有名な法則だそうです。
いろいろ検索しましたが、1953年の世界SF大会で語られたこと以外よくわからないので、勝手に脚色して構成します。
SF大会でのスピーチで、セオドア・スタージョンが開口一番こうのべました。
「みなさん*1、SFの90%はクズです」
よりによってSF大会での発言に、場内はざわめきました。するとスタージョンはあわてずに続けて、
「そもそも、なんであれその90%はクズなんです」
これはその当時、SFに対する批評だけが、90%のクズをこきおろすことでジャンル自体がつまらないものであるかのようにいわれたことに対する批判だそうですが、どうやら90%のがわに入りそうなものとしては、身につまされる話です。
ニセモノ
ひるがえって最近、「ニセモノ」について考えています。
ニセモノ、わざわざ似せて作ったもの、似て非なるもの、似せ物、似せ者…。(つづく)
(つづき)□□のニセモノ
やはりなにごとにおいても、少数派の(10%の、とはいえないなあ。スタージョンのようには厳しくなれません)本物と、のこり大多数の「似ているけど違う」ニセモノとでなりたっているのでしょう。
まわりをみても、「□□のニセモノ」があふれています。
「□□」には、
- 会社員
- 技術者
- 管理職
- コンビニの店員
あたりが当てはまりますね。今日のところは。
テレビをつけると、
- 報道番組
- 芸人
- 評論家
- 政治家
- 科学者
- …
ニセモノだらけです。
始末におえないのは、大半のニセモノは自分のことを本物だと思っていることでしょうか。
今日の猫(写真日記猫)
などと考えていたら、アカンベする猫にたしなめられました。
「おまえはどうなのだ。本物のなにかなのか」
そうですね。研究者のニセモノだったわたしは、大学から逃げだして、会社員のニセモノになりました。
社会人のニセモノとしていろいろなものから逃げつづけてかれこれ16年、もう逃げ場はありません。
役にたたないことをうじうじ考えるのは哲学者あたりのニセモノでしょうか。
これからの目標は、「せめてなにかひとつのことで本物とみとめられる」にしましょう。
戦う相手は一人。自分の怠け心です。
*1:スピーチや開口一番や「みなさん」の呼びかけは脚色です。以下同じ