コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

「とにかくもうひとこという」関西人気質

富山いづみさんが大阪に転勤し、仕事ではなく飲み会のネタさがしに苦労している話(id:nnh:20040910)を読んだ。
「すくないお茶ください」のおじいさんは、やはり関西人なんだろうな。
とにかく関西では「もうひとこという」のが基本である。
大阪にあそびにいったとき、「よっしや、大阪!」のNoriさんの車で海遊館(水族館)につれていってもらった。
人気のスポットで駐車場は満杯。砂利をしいた臨時駐車場にはいると、誘導のおっちゃんいわく。
「ここ、早くしまりますから」
あわてて、「何時にしまります?」と聞くと、「夜七時です」。全然余裕だ。というか、なぜ最初から「七時にしまります」といわん。
多分これは「会話終了防止フレーズ」なのだ。あっさり終了時間を告げると、会話の用がすんでしまうではないか。関西では用事だけで会話を終了するのは最大のタブーなのだ。
そのあとはNoriさんが会話をひきつぎ終了回避の発言をした。
「大丈夫。すぐ帰りますから」
おっちゃんもすかさず、
「いや、ゆっくりしてくださいよ」
わたしはここで、
「どっちやねん」
とツッコめなかったことをいまだに後悔している。
芸の道はながい。