RPG的展開―愛と、勇気と、ブックオフ。
『悪女(わる)』はひとにかりて読んだが、うけとったときには全三十七巻のうち十九巻から二十九巻がなかった。なんでも、途中の部分は掲載誌で読んだため単行本を買わなかったという。
まあ、よい作品だったら途中も買おうと鷹揚な気分で読みはじめたが、電車のなかで十八巻を読了した瞬間に禁断症状がはじまってしまった。
すぐに全巻を手にいれなければ途中をとばして三十巻を読んでしまいそうだ。よし。
あきんぼ は でんしゃ を おりた
ブックオフ袖ヶ浦店に走ると、なんと途中がずらりとそろっている。やった。
しかしよくみると、つづき番号のなかにぬけがある。二十八巻がない。これではコンプリートできない。
会計をしながら聞いた。
[コマンド]→[きく]→[てんいん]→[ほかのブックオフ]
- てんいん
- そうですねえ ここらへん なら はまの えき の ちかく です が ちょっと まって ください ね
店員がもってきたのは、千葉県内のブックオフ所在地一覧だった。
あきんぼ は たから の ちず を てにいれた
その日がおわるまでにさらに二軒まわり全巻入手。ほっとした。
なんとなくRPGな夜だった。