コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

共感覚

五感をつかってなにかを感じたときに、直接の刺激とは別の感覚をうけること。
ロシアの記憶天才S*1は、ある色をみて、「その色は××*2の音がし、ボルシチの味がします」とこたえた。
これは病的な例だが、普通の人でも記憶によりふたつの感覚がむすびついてしまうのはよくあることだろう。
うらやましいのは、楽譜をみると音があたまの中にひびく人である。英語がよめる人の三百五十倍くらいうらやましい。
もちろん英語にしても読譜にしても、修練のたまものであり、うらやましければ勉強あるのみなのだが。
「淵に臨みて魚をうらやむは、しりぞきて網をむすぶに如かず」
うろおぼえ多謝。
でもくやしいので、自分にもなにかないかとかんがえ、多分、黙読が一番それに近いものだと気づいた。
むかしは、読むことは声をだすことで、黙読はできなかったとか。
文字画像を音声情報や意味に自動変換する。たしかにすごい能力だ。でも自慢にはならない。今では普通の能力だ。
やはり修練か。

*1:論文での呼び名。ロシア語で「シェー」だが、おフランスにあらず。

*2:色名と音名は失念。スマヌ。