コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いましめ

手元に読むものがないときには、言葉のことを考えている。結構いい暇つぶしになる。 たとえば「いましめ」。現代では多分、「禁止事項」といった意味で使われることが多いだろう。時代劇などでは、悪役にとらえられていた人が「このいましめを解いてください…

ドナルド・キーンさんが日本を好きでいてくれる心強さ

『二つの母国に生きて』 (ドナルド・キーン 朝日選書)。 キーンは1922年生まれだから、当年とって八十三歳。日本文学を数多く海外に紹介している日本文学研究家の、これは随想である。 内容は文学に限らず、歌舞伎、能、日本家屋、みやげ、浮世絵、マスコミ…

お返事強化週間

高野さんのブログ『興味と妄想』四月二五日分(http://takamasa.seesaa.net/article/3142595.html)を読んで発奮し、今週中にためていたお返事を消化することにしました。 ええ今度は本当です。その証拠に、現在二月までのお返事を書き終えました。みどりの日…

朝PCから。

三角形の内角の和は、日本でも、マラッカ海峡の底でも、宇宙の果てでも180度です。

『世にも美しい数学入門』(小川洋子、藤原正彦 ちくまプリマー新書)読了。 小川『博士の愛した数式』洋子と藤原『心は孤独な数学者』正彦の対談。イラストは南『本人の人々』伸坊。数学啓蒙書の最強トリオだ。 テーマはもちろん数学の美しさ。そして数学者…

日曜日、PCからいいまわしを修正。

僕たちの好きな心理テスト

『「心理テスト」はウソでした。』(村上宣寛 日経BP社)読了。世に知られた「心理テスト」なるものが、実は作者の単なる思いつきで作られている事実を明快にしめしている。 といっても、批判の対象はちまたにあふれる「森の入り口にいます。なにが見えます…

なぜ空は青いの? (2)

人間の網膜上にある光を感じる組織(細胞)には、大きくわけて円柱状の桿体(かんたい)と円錐状の錐体(すいたい)がある。桿体は錐体よりも感度がよく、暗いところで活躍するが、一種類しかないために色を識別することはできない。暗い部屋で色がよくわか…

「ナリマス、ナリマセン、ソレハ、ナンデスカ?」

居酒屋用語の「こちら肉じゃがになります」という表現には違和感がない。困ったことだ。いちゃもんがつけられないではないか。 「すでにできているものがさらに「〜になる」のはおかしい」といった批判はまとはずれのような気がする。「なる」には「あるもの…

4/10にPCからいいまわしを修正。

長崎出張

「いいなぁ」と言うなかれ。日帰りです。 一日の総移動時間は六時間くらいかな。本欄を書く時間としては十分なのだけれど、飛行機の中ではケータイが使えないので、今日は読書にいそしみます。 まだまだつづく期末期初 年相応の仕事がこなしきれなくて目を白…

朝PCから。

アニバーサリーと記念日

ちょっと前、都内某所で女学生が卒業式に着るハカマを展示していた。 会場前にカタログが置いてあり、はいからさん風ハカマ姿のモデルがかわいらしかったので一部失敬した。 会場から離れカタログを見ると、表紙に曰く。 大切にしたい私のアニバーサリー。 …

翌日PCから追記。

「馬」はどこから来たかしら。

株式会社の敵対的買収への対抗策として、友好的な第三者に株を売るという戦略がある。この第三者のことを、英語では「ホワイトナイト(white knight)」という。新聞などでは「白馬の騎士」と説明されている。 この訳語にある「馬」は一体どこから来たんです…