人生やりなおしサイコロ
テレビや新聞などで、発言者が「こんな国に生まれて」と日本のことをけなすたびにおもう。
じゃあ、どんな国ならよいのだ。
思考実験をしてみよう。もう一度どこかの国のだれかにうまれかり、まったく別の人生を送ることができるとする。
ただし、ルールがある。うまれかわりはまったくランダムにおこなわれ、いま世界に生きているだれかとそっくり人生を交換しなければならない。
世界の人口はいまどのくらいか、まあ六十億としよう。国別の確率をちょっと計算してみる(詳細はあとで確認します)。
- 25%の確率で中国人
- 15%の確率でインド人
これで四割。あとはとばして、
- 4%の確率でアメリカ人
- 2%の確率で日本人
- …
もちろん、いろいろな国の貧富の差と金持ち対貧乏人の割合はさまざまだから、そこも考えてほしい。どの国にうまれても、大抵は貧乏人グループの方にはいるだろう。
さて、あなたはサイコロをふるだろうか。
人生ゲームのラストよろしく、よりよい国のお金持ちになる一発逆転を夢見るのもいいかもしれない。さあどうぞ。
でもそれでまた「日本」とでたら…。
きっと、ほっとするよ。