コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

ささやかな親近感

週刊文春を買い、高島俊男さんのエッセイ『お言葉ですが』を読むと『挑戦者たち』(みなもと太郎著)がとりあげられている。さすがにうまい。読みながら「しまった。こういうのを書きたかったのに」とくやしがっていた。
というわけで『挑戦者たち』評は週刊文春でお読みください。もうオレ書く必要ないし(すねているらしい)。平成十六年十月二十一日号掲載『お言葉ですが』は九十四ページからです。
本題。読書していて著者と自分、あるいは著者同士につながりを発見するのは楽しい。読んだ本がふえるにつれそういう体験もふえ、妄想も手伝いとまらなくなる。
最近の例。読み、かつ書く人の好著『ナンダロウアヤシゲな日々』の著者、南陀楼綾繁さんが編集する『本とコンピュータ』の総合編集長は津野海太郎さん。この人の著書『歩くひとりもの』には力づけられた。さらに『ナンダロウ…』にでてくる古書マニア兼言語学者千野栄一さんはわたしが書評した『存在の耐えられない軽さ』の翻訳者。また南陀楼さんは最近『のだめカンタービレ』にはまり、はてなで日記も書いている(id:kawasusu)。
いや、ただそれだけなんですがね。うれしいのッ。