コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

やっぱり「ゆとり」はまずいんじゃないの…?

情報処理試験のために浅草にきている。そこで信じられない光景を目撃してしまった。
昼食後の散歩を終えて試験会場に戻る途中、交差点で女子高生のふたり乗りとすれちがった。
ふたりともセーラー服を着ていたがスカーフはなし。髪の毛は完全な茶髪で、だらしない、はすっぱな調子でしゃべっていた。
いやふたり乗りや服装のみだれや髪の毛はどうでもいい。おどろくべきは片方の女の子が「さんごじゅうご、さぶろくじゅうはち…」と九九を暗唱していたことだ。
もちろんわたしも最初は冗談なのかとおもった。しかしその女の子は、さぶろくじゅうはちのあと、つまってしまったのだ。うしろに乗った女の子に「…ええと、つぎ、さんく、だったっけ?」と聞いている。うしろの女の子は「アハハハハ」と笑うばかり。
わたしはいままで、「ゆとり教育でこどもたちがバカになるなどというのは実体をみない、下降史観的俗論だ」とおもっていたが、瞬時に改心した。
訂正します。なにごともちゃんと教えてゆかないとこどもたちは着実にバカになってゆきます。
それにしても、九九もできない生徒が平気で中学を卒業しているの、まずいんじゃないかなあ。