コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

他力本願寺な人々

ラーメンがでてくるまでのあいだ、店のテレビをぼーっとみていたら、細木数子という占い師がでていた。
いや、やなおばさんですね、あの人。みているだけでムカムカしてくるので、ついまじまじとみてしまった。テレビの思うつぼというやつか。やだね。
番組の内容は、細木数子の占いがあたらなかったことをいろいろな芸能人が糾弾するというものだった。
ある女漫才コンビのかたわれは「わたしはお金が貯まらない運勢だっていうの、訂正してください」とせまっていた。金持ちになりおおせたからそういう発言になるのかと思い聞いていると、お金は貯まっていないが、細木数子に「金運がある」と保証してもらって金持ちになりたいらしい。細木数子を超能力者かなにかだと勘違いしているのか。占いのおばさんだよ、ただの。それに、だれかに保証されただけで金が貯まると思っている人間が金持ちににれるわけ、ないじゃないか。
あ、そうか。当たってるじゃん、これ。すごいぞ細木。でもこれ、占いか?
番組には、細木数子にすすめられ改名した、ぱっとしない名の芸人などがでていたが、みな細木ほどの迫力がない。芸人集団が占い師に喰われてどうするの。