コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

なぜ空は青いの? ― その1

「なぜ空は青いの?」(http://www2u.biglobe.ne.jp/~ri-ka/ansq/ansq.cgi)のFAQ大賞はやはり「なぜ空は青いの?」だ。
これは、視点をかえると答もまったくかわる、あじわいぶかい質問だと思う。今日は人間の感覚と光の関係について。
光は電磁波だが、人間の目にみえる電磁波を光とよぶわけだから、なんだか自家撞着気味である。
光の波長はだいたい350nmから700nm、つまり1/3000ミリから1/1500ミリぐらい。周波数でいうと二倍の範囲におさまるから、音にたとえると、人間の目にはわずか一オクターブの光しか見えないということだ。十オクターブを聞くことができる耳にくらべると、とんでもなくナローレンジである。
人間はこの波長のちがいを色として認識する。波長の長い順にだいたい赤橙黄緑青藍紫とわける。
この七色を円形にならべると、赤と紫がとなりあうが違和感はない。波長はまったくちがうのに。不思議ではありませんか。
ひょっとすると、人間の視覚も聴覚と同様に倍音構成とふかく関係しているのかもしれない。
なんてことを会社で考えていると、またたくまに定時になります。仕事をしましょう。
空の話はまたそのうち。