コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

イムジン河

映画『パッチギ』(井筒和幸監督)をみた。なつかしかった。
舞台は三十数年前、フォークソングはなやかなりしころの京都。朝鮮人居住地帯(通称朝鮮部落)の不良少年と周辺の不良高校生の、殴ったり頭突きくらわしたりの抗争が一貫してあかるいトーンで描写される。一応、お寺のぼんぼんと朝鮮部落の七輪焼肉屋の娘との恋が物語の中心で、つまりこれは『ロミオとジュリエット』というか『ウエストサイドストーリー』というか、おなじか。まあとにかくそれを核として周囲の人々をえがくことが主眼である。
わたしが小学から高校時代をすごした北九州市八幡区にも朝鮮初中級学校があった。あったどころではなくわたしの家から国道三号線をわたってすぐのところにたっていた。ハングルで書かれたおおきな看板とたれ幕がちょっと怖かった。
映画のなかで、朝鮮部落の不良と日本の不良が集団で対決するシーンがあるが、わが八幡でも中学時代ににたような事件があり、新聞ざたになった。わたしは参加しなかったが、級友が多数補導され、先生たちが頭をかかえていた。
字数ぎれ、おもいでばなし長すぎ。(痛恨の)つづく。