ナカグロ詐欺(裏取り調査不十分のためツッコミ歓迎)
手もとにビールがあれば原材料表示を見てほしい。
麦芽・ホップ・米・コーン・スターチ
日本のビールならばこう書いてあるものが多いが、ここには何種類の原料が表示されているだろうか。
四種類? いえいえ。次の五種類です。
- 麦芽
- ホップ
- 米
- コーン
- スターチ
すべてナカグロ「・」でくぎられているので、コーンスターチではなく、コーンとスターチ、というところがミソ。
スターチとはなんだろう。英語でデンプンのことだから、多分穀類由来のデンプンが使われているのだろう。ではコーンは? コーンスターチが使われているのだと思う。つまりどちらもデンプンとして麦芽の酵素で糖化され、アルコールの原料となるわけだ。
一体なぜこのふたつが分けて表記されているのか、想像してみる。
- 洋酒たるビールの原料にデンプンと表示するのはカッコ悪いような気がする。
- じゃあ英語でスターチとしては?
- これだと意味不明で不気味かもしれない。
- では、コーンだけ別立てで直前に表示すればみな納得してくれないだろうか…。
発泡酒のおかげで、ビールは原料がどうあれ歴然とビールだということがわかった。表示も正々堂々とやるべし。