コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

イソジン効果

先週の発熱以降、頻繁にうがいをするようになった。といっても、長良川で篝火をたき、鮎とりに精をだしているわけではない。それは鵜飼か。毎日帰宅後にガラガラペッとやっているのだ。うがい薬には明治製薬のイソジンを使っている。
うがいはもとより喉の消毒に効果のある予防法なのだから、すでにかかった風邪の症状改善にはまったく役にたたない。つまり泥縄的気やすめ行為なのだが、三日ほど続けたところではっきりとした変化を感じた。
残念ながら変化したのはわたしのからだではなく、洗面台の排水口である。いつもはしばらく掃除をおこたっているとヘアキャッチのあたりがぬるぬるして収拾がつかなくなるのに、イソジンでうがいをしているとそうはならない。つねに古歯ブラシでみがいたようにピカピカしている。
どうやら流しの清潔さをたもつためには殺菌消毒が大変有効で、うがいに使われたイソジンの液はその任を充分にはたしているらしい。
以前噂話で「風俗業界では、イソジンうがい薬が洗口のみならず万能の消毒薬として使われている」と聞き、笑ったおぼえがあるが、案外こんな現象がその神話に一役かっているのかもしれない。