コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

広告はなにも約束しない。

笑い話を。
インチキ占い師が告発されたが無罪放免となった。きめては看板に大書された宣伝文句だった。

黙ってすわればピタリ!!

ピタリとどうなるのかが書かれていない。当たるのかはずれるのか、いや、尻が椅子にピタリとつくだけなのかもしれない。
要するにこの文はなにものべていない。文としてなりたたない「非文」だといってもよい。
広告文にはこのような非文が多い。特に健康食品の宣伝文に多い。効能を高らかにうたうと薬事法あたりにひっかかるのだろう。
電車のなかをみまわすと、なにがいいたいのかわからない文章ばかりである。たとえばこうだ。

血圧が高めの方に

これはある乳酸飲料の広告。本当は「この飲み物は高血圧を治療します」といいたいのだろう。ただそこまで書くと食品ではなく薬品の広告になってしまう。あるいは詐欺になる。しかし、この文では「血圧が高めの方に」おすすめするのか否かさえわからない。
こういう文を読ませられると腹がたち血圧があがる。この飲料を飲むべきなのかもしれない。
いやいや、それこそ広告の思う壺か。