二十世紀は「戦争の世紀」だったのか。
二十世紀は、「戦争の世紀」でした。
不思議なものだ。まるで「「戦争の世紀」ではない世紀」があるみたいじゃないか。
もともと人類の歴史は戦争とともにあった。これからもありつづけるだろう。その事実を無視して、よりによって世紀のどんづまりに「戦争の世紀でした」と総括して恥じない神経が理解できない。番組のスタッフに聞きたい。二十一世紀は「戦争の世紀」ではないんですか。
では二十世紀はなんの世紀だったのか。…つまりわたしも、ひとつながりの歴史を百年ごとに区切りレッテルを貼る愚をおかしてみたいのだな。
候補をあげてみる。
- 現代物理学
- 二十世紀はじめ*1に量子理論が発表され、古典物理学との決別がはじまった。
- 共産主義
- 世紀初頭のロシアにおこった革命は全世界に善悪さまざまな影響をあたえた。ソビエト崩壊でこの流行は一応終焉をむかえたようだ。
- 丹下健三
- 今日訃報を読んだ。享年九十一。時代と歩を一にした二十世紀建築の象徴だった。日本限定なのが残念。
なにかしっくりこないなあ。アイデア募集中です。
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*1:本当は十九世紀最後の年です。