なにわのモーツァルト、キダタロー
ずいぶん前、いまはなき名番組「タモリの音楽は世界だ」(テレビ東京)にキダタローが出ていた。五千曲とも六千曲ともいうそのアバウトに圧倒的な作曲数と、CMソングから演歌まで、耳に残りやすいメロディが多数紹介され、しかしどの曲もいかにも「キダタロー風」であることがからかわれていた。
この回は、ゲスト回答者として登場していた北野誠との「探偵! ナイトスクープ」風の掛けあいが絶妙で何度見ても笑えるため、長年、友人を訪問する際のおみやげビデオとなっている。
「キダタローってどんな音楽を作ってたんだろう、しかも五千曲も、わたしの知らないうちに」と思われるむきのために、彼の作品のごく一部を紹介しておこう。
- 出前一丁
- 「あ〜らよ、出前一丁〜♪」
- 2時のワイドショー
- 「2時のワイドショー、2時のワイドショー、2時のや・す・ら・ぎ、ワイドショー♪」
- ラブアタック
- 「ラーブ、アタック…、ラーブ、アタック…、あ〜あかぐや姫〜♪」
- かに道楽
- 「と〜れとれ、ピチピチ、かに料理〜♪」
いつのまにか頭の中をグルグル回り離れなくなるメロディの密造人なのだ。
それにしてもなぜ名前がカタカナなんだろう。
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さゆりちゃん。