文明批判じゃないけれど

ハードディスクに録画するビデオレコーダーが欲しくなった。最近は電子番組表という機能があり、新聞を見なくとも録画予約できたり、「常磐線」や「ダンディ坂野」といった語句を登録すると、その語に関連する番組を自動録画してくれたりするらしい。う〜む欲しい。ただのオタク心ですか。
友人にその話をすると、目がかがやいた。彼は一年半前に出はじめのその機械を購入し、愛用しているという。
「へぇ、やっぱり便利?」
「いそがしくて家に帰れなくても好きな番組が録画できるし、テープをかえる手間もないからね。買ってよかったよ」
気になる点も聞いてみた。
「でもさ、ハードディスクの容量にもかぎりがあるんじゃない?」
「そこなんだよ。簡単に録画はできるけど、いそがしくて見られないから、あっという間にハードディスクが一杯になってさ」
「へぇ、大変だ。じゃ、もう録画してないの?」
「いや、ハードディスクが一杯になったら、こまめにDVDに焼いてるよ」
「じゃ、DVDに入れたのを見てるの?」
「なにせ時間がないからさ、見てない。そのうちね」
本当に便利になったと思っているのかは聞きそびれたが、自分で買うのはもう少し先でいいや。

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国連大学ビル。