コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

でんわ・でんぽう

仕事で深川にあるお客様の事務所に日参しています。
深川はよく江戸の情緒をのこす街のように言われますが、そういう人には「あんた江戸を見たんかいっ」とツッコミをいれておきましょう。
わたしがみた深川は、「昭和がすこし残っている街」です。
写真はむかしのタバコ屋にかならずといっていいほどあった看板。
わたしがこどものころにはまだ一般家庭への電話の普及率はひくく、となりに電話をかりにいくこともしばしばありました。かりるといってもコードレスホンなど夢の時代でしたから、その場で使わせてもらうのですが、特にことわられることもなく普通にかしてくれたものです。
いや、それどころか、知人や親戚がおとなりさんに電話をして、呼びだしてもらうこともありましたね。おおらかな時代。なつかしむことしかできませんが。
街中では手近な家の呼び鈴をおして電話をかりるというわけにはいきませんからタバコ屋の赤電話をさがすわけですが、そういうときの強い味方がこの看板でした。しかし、さすがにタバコ屋から電報を打ったことはなかったなぁ。
ところで、電報を打つときにつかう用紙の名前、おぼえてますか?
【2005年10月11日 東京都江東区深川】