コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

「主張を押しつける新聞はもういらない。」

これはある全国紙が2005年4月に出した車内吊り広告です。どの新聞かわかりますか?
はい、毎日新聞です。色で一目瞭然だったりして。
このコピーにつづく文章では、たしか、「われわれは「これが正しい」というような主張はやめ、読者が考えるための素材と多面的な視点の提供につとめます」(大意)というようなことが書かれていたと思います。
以前にも書いたように、日本の報道はあまりにもかたよった視点からのものが多く、わたしは、報道にたずさわる人たちは「おれたちがこうやって愚民たちに考え方を教え、みちびいてやらなければいけないんだ」と考えているのではないかなあ、と思い、うんざりしていました。うんざりしたあげく、いまではテレビも新聞も遠ざけています。
朝日新聞とならんで変な主張の押し売りをするという定評がある毎日新聞ですが、これだけの広告を打つということは、ちょっとは自覚的になってきたのかな、と感心しました。
さて、あれから半年、毎日新聞は本当に変わったのでしょうか?
【2005年04月08日 総武線快速車内】