コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

がっかり?

札幌に出張していました。
月曜朝の会議のため日曜に移動したのですが、せっかくなので早めの飛行機にしてすこし観光しました。写真は札幌の時計台です。
この時計台、よく「日本三大がっかり」のひとつなどといわれている*1ため、「一体どのくらいがっかりできるんだろう、肩を落とし、「来るんじゃなかった」なんて悔やむのかな」と期待して訪れたのですが、少々あてがはずれました。想像どおりの時計台でした。
検索すると、「がっかり」の一番の理由は小さいことのようですね。しかしそれは了見ちがいでしょう。明治時代にはこの大きさで十分ランドマークの役目を果たしていたのだと考えれば、発展しつつある当時の街並みが想像できそうではないですか。
見わたすかぎり碁盤目状に走る道ぞいに建ちならぶ開拓地風の建物とデカい馬が引く荷馬車。その中で、遠くからでもはっきり見え、みんなの心のささえとなっているふたつの建物が、赤煉瓦の道庁と白い時計台でした(想像)。
大きな時計をご所望のむきには、テレビ塔をどうぞ。デジタルです。
【2006年01月29日 北海道札幌市】

おまけ


これは札幌駅構内でみかけた人魚姫像。サイズはコペンハーゲンにある本物の二分の一だそうです。
実は、コペンハーゲンの人魚姫像はシンガポールマーライオンシドニーのオペラハウスなど*2とともに「世界三大がっかり」のひとつといわれていたりします。
一瞬、「まさか、札幌とコペンハーゲン姉妹都市だったりして。「がっかり」つながりか?」などと不謹慎なことを考えてしまいました。
掲示板には、「JR北海道デンマーク国鉄のナンタラカンタラ(写真の写りが悪く、解読できず)で平成三年に十一月三日に設置*3した」などとありました。
「がっかり」とは関係ないようです。ほっ。
【2006年01月30日 北海道札幌市】

*1:残りは「日本三大がっかり」で検索してみてください。「世界三大がっかり」もあり。

*2:ブリュッセルの小便小僧やローマの真実の口などもノミネートされています。

*3:「設置」という表現が味わい深い。寄贈してくれなかったのかな。コペンハーゲンにはミニチュアの時計台があったりして。