コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

自分で計算してみる

顧客先のえらい人がオフィスに視察にきて、「暑いなあ、ここは人が多いから。一人百ワットだもんな」とのたもうた。
人間一人の発熱量は大体百ワットだという話は以前にも聞いたことがあったが、本当だろうか。眠気ざましに計算してみることにした。以下算用数字を使います。
まずおさらい。ワットは仕事率の単位で、1秒間に何ジュールの仕事ができるかをあらわす。ジュールは仕事(=エネルギー)の単位である。
100ワットならば1秒間に100ジュールの仕事ができるわけだから、1時間では100[J/s]\times 3600[s/h]=360000[J/h]である。1日だとさらに24時間をかけ、360000[J/h]\times 24[h/d]=8640000[J/d]となる。人間は一日にこれだけの熱をだしているわけだ。
といってもピンとこないだろう。おなじみのカロリーに変換しよう。1[cal]=4.2[J]だから、8640000[J/d]\div 4.2[J/cal]=2057142.8[cal/d]=2057.1428[Kcal/d]で、約2000キロカロリーとなる。これは、大人一人の消費熱量が一日約2000キロカロリーであるというダイエットの知識と合致する。
なんだかぴったりすぎて本当とは思えなくなってきた。

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兜町