コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

占いってホントにあたるの?(6さんの疑問)

結論からいうと、われわれがおこなう未来予測のなかで、あたらないものを「占い」とよんでいるのです。
たとえば「酒を飲みすぎる(A)と、翌朝後悔する(B)」という予測はかなり高い確率であたりますが、これを占いとよぶ人はいません。AとBのあいだには明確で合理的な因果関係があるからです。
Aが天体の位置やタロットカードの順番などで、Bが今年の作柄や恋愛運ならばどうでしょう。両者に関係がなさそうであればあるほど、その予測は占いらしくなります。
では、「×月×日になると日食がおきる」は? 二千年前ならば十分に占い(というか予言)として通用したのでしょうが、今ならば「テレビで言ってた?」などと聞かれるくらいで、発言者が占い師や予言者だとみなされることはありません。
では、「生命線の長い人は長生きする」はどうですか。これはあまりあたりそうにありませんが、まさしく占いです。もしこれが高い確率であたるとすれば、長命の遺伝子と生命線をかたちづくる遺伝子の相関関係が研究されてもよいのでしょうが、望みうすですし、もしその関係が立証されれば、それはもう占いとはよべません。
占いとはそういうものです。

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