コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

微妙なそっくりさん

以前から、「「有名人の誰々に似ている」と言われるのはどんな気分だろう」とうっすらあこがれていた。
そんな機会は一生おとづれないと思っていたのだが、昨年から今年にかけて二回、ある有名人に似ていると言われた。
しかし、二度そう言われた今でも、わたしはその人物の名前を知らない。だから定義からいえば有人ではないのかもしれないが、よく知られた人ではあるらしい。わたしにそのことを告げた人は二人とも異口同音にこう言ったのだ。
ジャガー横田の旦那さんに似てる」
最初聞いたときにはこう思った。
「誰だそれ」
ちょっと調べてみると東大医学部卒のお医者さんらしい。で、妻がプロレスラー。よく夫婦でテレビなどに出演していると聞いた。
う〜ん、キャラが濃いのか薄いのか判断しかねる。
画像も検索してみたが、まるで「普通の人」だ。あたりまえか。似ているか否かも、本人ゆえかよくわからない。多分道ですれちがっても気づかないだろう。
なんだか、めんどくさい人に似てしまったような気分になってきた。いえ、ジャガー横田の旦那さんにはなんら責任はないんですが。

画像

「かに道楽」の名物看板。
足の数をかぞえてみるとハサミも含めて十本だから、これはズワイガニか。
横に「ふじお」と名前が掲示してあった。すべての「かに道楽」のカニ模型がふじお君なのか、こいつだけがそうなのかは不明。
ふじお君が「タラバガニに似ている」と言われたら「むこうがカニに似ているんだ!!」と怒るだろうか。

追記 - 思いだした

そういえばずいぶん前、「がんこ寿司の看板に似ている」と言われたことがあった。

う〜ん、似てるかなあ。

追記2 - 当面の結論

辛口(激辛かも)女性批評家Rさんに「わたし、ジャガーの夫に似てますか?」とメールで質問したところ、即座に返信がきた。

似てないよ(きっぱり)。向こうの方がずっとかっこいい。

はげしく納得。
以前から、「わたし、××に似ていると言われるの」、「あいつ、××に似てない?」と聞いてからその当人を見ると、「そういえば……」と類似点をさがしながらも「でも本物のほうがずっとかっこいいよな」などと失礼なことを考えてしまっていた。似ているからといって片方が偽物になるわけでもあるまいに。
つまり、「有名人に似ている」と言われることは、メディアに登場するほどの人物との比較という苦しい戦いを強いられることであり、悪くすればイミテーションあつかいされてしまうという、なかなか悲しいことでもあるのだ。嗚呼。

追記3

というわけで、Akimboと面識のあるかた、もしわたしの印象をだれかに聞かれたら(そんなことがあるとは思えないけど)、「ジャガー横田の旦那さんをずっとかっこ悪くして、がんこ寿司の看板をちょっと足した感じの人」と説明しておいてください。どんなヤツだ。