コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

めでたさも中くらいなりおらが頭

Happy
Nuts
Fair!!

市ヶ谷駅近くのドトールにあった手描き風ポスター。期間限定でクルミ風味のカフェオレやクルミ入りのパンを販売しているらしい。
クルミおいしそう」などとぼーっと眺めているうち、"nut"に「まぬけな人」という意味もあることを思いだしたのが運のつき、もう"Happy Nuts Fair!!"が「陽気なまぬけ祭」にしか思えなくなってしまった。
どんな祭かというと、ええと、ほら、あれだ。やはりアイルランドとかポーランドとか、とにかく「なんとかランド」といったひなびた名前の国のとある村に、年に一度世界中から明るい粗忽者が集ってまぬけ自慢をするのだ。
会場は大さわぎだろう。うしろの人の足を踏み、振りむいてあやまろうとしたら実は踏まれているのも自分の足ですっころぶ人、村の入口で自分が行きだおれになっていると聞き、「そういえばさっきから生きた心地がしていなかった」と青ざめる人。その話をもたらした人は突然、「あれ、そういうおれの身体はどこだ? しまった。村の入口に置き忘れたまんまだ。……牛に踏まれてなけりゃいいけど」。
コーヒーを飲むと右目がかならず痛くなるという奇病をもつ人は、スプーンを左側に回してから飲むように、これも粗忽な医者にアドバイスされ、「なるほどぉ。では早速……あいたたたっ。今度は左目が痛くなりました」。
うーん、是非行きたいぞ、この祭。今年はどこで開催されているんだろう。
もちろんわたしにも参加資格は十分にあると思う。こんな文章を書いてよろこんでいるくらいなのだから。
【2008年01月28日 東京都千代田区