その島のはずれには断崖絶壁と波に洗われる磯をもつ岬がある。絶好の釣場であるが遭難も多く、相当な釣り好きか自殺者ぐらいにしか用のない場所で、普通の島民は敬遠していた。 嵐の日、ある人が釣り仲間の家を訪れ、今からその岬に釣りに行こうとさそった。…
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