コールスロー

世界というジグソーパズルの1ピース

「まっ茶色」はなに色?

コンビニのレジ横においてあったチロルチョコのバリエーション。パッケージの表記が気になり、つい購入してしまった。
「まっ茶」という表記にしたのは、おそらく子供たちには「抹茶」が読めないだろうという配慮からなのだろうが、やはりまぜ書きは見苦しい。
わたしはこれをとっさに「真っ茶」だと認識してしまった。しかしわれにかえって考えてみると、「真っ茶色」という表現には意味がない。「真」をつけ強調したつもりでも、あらわす色は「茶色」とかわらないのだ。「まっちゃいろ」は必然的に「抹茶色」で、あざやかで深い緑色のこととなる。
ではどのような色に「真」をつけることができるのだろう。
「真っ白」、「真っ黒」、「真っ赤」、「真っ青」、「真っ黄色」くらいか。白黒と三原色の強調表現しかないわけだ。
色の成りたちなどとは無関係に作られたはずの言葉が結果として三原色と関係しているのがおもしろい。
ところで、「茶色」はなぜお茶の色(緑)ではないんでしょうね。
【2007年03月14日 千葉県船橋市