2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ある芸術作品が過去の作品に影響をうけるのは普通のことである。いや、芸術作品だけではなく、なににおいても、過去の作品の影響をうけずになりたったものはない。その影響を否定するならば、われわれは新車が発表されるたびにその自動車会社が車輪の発明か…
ついに五巻。いつまで続くの?
最初はハ長調かト長調だと考えていましたが、これだけスイングしているマンガです。変ロ長調にしましょう。
まず、ここからの記述はわたしの妄想100%天然ジュースであることをおことわりしておく。 この「のだカン*1」は、どのくらい「いつポケ」に影響されているだろうか。 わたしは、「かなり」だと思う。これ、二作品を読んだだけでいってますから、かなりあらっ…
たぶん作者は、ストーリーの大きな流れと主要なイベント、そして、重要な伏線までをきめ、あとはキャラクターたちが活躍するにまかせているのだ。登場人物の何人かは実在の人を参考にしている(「リアルのだめ」もいる!)らしいし、そういった協力者たちの素…
そういえば、五巻51ページ欄外、「ラプソディ・イン・ブルー」の注釈に「*1924年。R・ガーシュイン作曲」とあるけど、「G・ガーシュイン」のまちがいじゃないかなぁ。 あ、もうひとつ思いだした。42ページに、沖縄でハブ退治のために放ったマングースがアマ…
昨日は「作者の周到な計算」などと書いてしまったが、わたしはまだ、作者がどのくらいこの物語のゆくすえを把握して描いているのかはかりかねている。いや、そんなこと「はから」なくても、ただ作品を楽しめばいいことはわかっているのだ。いるのだが、今は…
「のだカン」四巻。順番に使わせていただいています。引用の範囲だと勝手に解釈していますが、問題があったらお知らせください。
千秋が過去のトラウマをふり払うために北海道ゆきの飛行機にのるところ、ギャグ満載で大爆笑なのに、何度読んでも泣ける。くぅ。おれ、涙腺よわすぎ。 ちなみに今までで一番すきなシーンは、五巻の「ラプソディ・イン・ブルー」です。マングースの着ぐるみ(…
ということは、「のだカン」は、「こち亀」(秋本治)とおなじ構造をもった、キャラクター主導型の作品なのだろうか。 いや、決してそうではない。「のだカン」は成長の物語なのだ。一見無造作におしよせてくるハードルをひとつ通りすぎた*1あとには、登場人…
ええ、買ってしまいましたよ。ラフマニノフのピアノ協奏曲二番とガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」。 カムフラージュのため、ほかにもいろいろ買ったけど、レジで精算するときに店員が、 「ラフマニノフとガーシュインですか、ははぁ、読みました…
二巻です。連載の長期化にそなえ、五巻までスキャンしました。
ストーリーのなかでそれぞれの位置を占めてゆく。その快感。 「のだカン」はどうだろうか。 なんだかキャラクタの設定だけあって、登場人物が好き勝手に動いているようにみえる。(つづく)
昨日は家に帰ってから自宅PCをつかって長すぎるマンガ評のケリをつけようと思っていた。が、いそいそと買ってきた「のだめカンタービレ」の六巻から九巻までを読んでいたら気がかわった。つづきもケータイから書こう。 いつもならば文章送信後に気づいた誤り…
「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子)*1は、ある音楽大学を舞台にした青春群像。世界にはばたける才能をもっているのに過去のトラウマで飛行機に乗れず、世界にはばたけない無冠のピアニスト(実は指揮者志望)千秋が、楽譜が苦手な野生の天才ピアニスト、…
「のだめカンタービレ」一巻 しょっぱなからとばしています。
…たとえが悪いな*1。 そう。ジャズのジャムセッションだ。相手がどうでるかわからない。こっちもそれに100%あわせてやる気なんかない。それでも、やりとりをしているうちに相手と自分の息があい、まるで神様が降りてきたような「黄金の瞬間」があらわれる。…
昨日の定時後、さあ残業しようかと一息ついているときに、ふと、「そういえばhiromiさんおすすめのマンガがあったなぁ」(id:kurin:20040613)と思いだした。ビルの二階にある書店に行き、「のだめカンタービレ」を購入。ちょっと読んでみる。 おもしろいっ!…
ある喫茶店でパフェを食べたら出てきた「おさかなスプーン」。これで一句ひねろうと思い失敗しました。
早起きしたのでごはんを食べながらテレビをつける。「NHK俳壇7月21日分」をやっていた。 坊城俊樹というひとが選者なのだが、この人がなんだかこころもとない。 たとえば今日は、 濡れ髪を人魚座りの海女が梳く という句が選ばれていた。うまい。「人魚座り…
ある年のクリスマスに新宿で見かけたクリスマスイルミネーション。 ペンギンつき。
記憶がごっちゃになっているところがあるようなので、あいまいなところを修正しました。
以前どこかの水族館に行ったときに、ペンギンの特集をしていた。いろいろな展示があったが、一番印象に残っているのが、「水のなかを『飛ぶ』鳥」というタイトルだった。 それまで、ペンギンは泳ぐものだとばかり思っていたので、おどろいた。 考えてみると…